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肥満・脂肪肝

肥満・脂肪肝

体脂肪と言っても、その脂肪が存在する場所によって問題がある場合とない場合があります。

 

『皮下脂肪』は、医学的には、あまり体に害を及ぼす影響は少ないと考えられています。ただし、膝や腰への負担にはなります。

 

一方、内蔵のすき間に貯まる『内臓脂肪』は、そこから分泌される悪玉ホルモン等により健康被害をもたらすことがわかっていて、その代表が『メタボ』です。

 

人間が生きるためには、エネルギーを体の中で作らなければいけません。

 

そのエネルギーの源になるのが、主に「糖質」であり、車に例えると「ガソリン」になります。

 

そして、「脂肪」は糖質が体のなかで余ったときにできる「糖質倉庫」なので、言わば、「ガソリンスタンド」みたいなものです。

 

糖質が足りなくなった時に、このガソリンスタンドからガソリンを供給してもらうのです。

 

皮下や内蔵のすき間に「ガソリンスタンド」があることは、実は大事なことですが、ガソリンスタンドが作られる場所や量が問題なのです。

メタボリックシンドローム

メタボリックシンドローム、いわゆる『メタボ』は、内蔵脂肪から出る悪玉ホルモンの結果、糖尿病や高血圧、脂質異常、さらには動脈硬化をもたらすことがわかっています。

 

これらを放置しておくと、心筋梗塞、脳梗塞、がんになりやすくなります。

 

『おなかがポッコリ出ている』方は要注意です。内臓のすき間に脂肪が溜まっているのです。

脂肪肝

「内臓脂肪」は内蔵のすき間に溜まった脂肪ですが、内蔵自体に脂肪が溜まってしまうことがあります。

 

内蔵も色々ありますが、代表的な脂肪が溜まる場所として「肝臓」があります。肝臓に脂肪が溜まった状態を『脂肪肝』と言います。

 

脂肪肝は肥満の延長のように考える人がいますが、そうではありません。内蔵自体に脂肪が貯まると、『臓器障害』をもたらす可能性があるのです。

 

健康診断や人間ドックで『肝障害(肝機能障害)』と書かれる人がいると思いますが、これは、肝臓に負担が掛かっていることを示しています。

 

肝臓に負担が掛かる原因は様々ありますが、『脂肪肝』もその一つです。

 

脂肪肝を放置し続けると、一部の人は、『脂肪性肝炎』と言って慢性的に炎症が起こり続けます。これは、肝臓にたくさんあるガソリンスタンドが火事で燃え続けるイメージです。

 

これを放置すると、肝臓は焼け野原になり、最終的には、『肝硬変』になるのです。肝硬変は、『肝臓がん』ができやすくなり、最近では、脂肪性肝炎由来の肝臓がんが増加しています。

 

このように、脂肪は脂肪でも状況によっては、命にかかわることにもなるのです。放置せずにきちんと治療しましょう。


脂肪肝の検査

脂肪肝を調べる検査は、『腹部超音波(エコー)検査』です。

 

「超音波(エコー)検査」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?

 

簡単に言うと、超音波(エコー)を放出する器具を体に当てて、体の中を見る検査です。

 

妊娠した時に、お腹に機械を当てて赤ちゃんを見るのも「超音波(エコー)検査」です。

 

レントゲン検査やCT検査も体の中を見る検査ですが、放射線を放出するため、体にはやや負担がかかります。そのため、何回やってもいい検査ではありません。

 

一方、超音波(エコー)は無害なため、体に優しい検査であり、何回やっても大丈夫です。検査自体も痛くもかゆくもありません。

 

これで肝臓の脂肪の貯まり具合をモニター画面でチェックします。

 

脂肪性肝炎や肝硬変についても、この検査である程度わかります。疑いがある場合は、精密検査が必要です。

肥満・脂肪肝の治療の流れ

肥満・脂肪肝の治療の基本は、食事です。肥満・脂肪肝の人のほとんどは、食事に原因があります。

 

多くの人は、『糖質依存状態』になっており、食生活の多くが、炭水化物で占められている傾向にあります。

 

これは、「ニコチン依存」や「アルコール依存」に似ています。

 

決して「意志が弱い」わけではありません。

 

タバコやお酒のやめ方にも色々ありますが、糖質の摂りすぎをやめる方法もあります。

 

ただし、「これだけやればいい」というものはなく、個々で原因を追求しながら、策を練らなければいけません。

 

また、一時的なものであってもいけません。持続的な改善が大事なのです。

 

薬の力を借りることも大事なことです。しかし、一生頼るのではなく、一時的に活用することも大事です。

 

タバコでいう「ニコチンパッチ」みたいなイメージです。

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